スペインの自宅で強盗未遂に遭い、命からがら某防犯業者と契約したものの、高額な固定費(初期650ユーロ、月額60ユーロ)に疑問を感じて解約した私。
「他人に頼るのではなく、自分の手で家族を守るシステムを作ろう」
そう決意した私が、24時間365日稼働する防犯カメラサーバーの「心臓部」として選んだのは、日本から持ってきた「Mac mini (Late 2014)」でした。
2026年の今、なぜ10年以上も前の古い中古PCを選んだのか? 実は、個人で自作防犯システムを構築する上で、これ以上ない「最強のメリット」が揃っていたからです。
1. 結論!省電力・静音・コスパのバランスが神
防犯サーバーを作る上で、絶対に無視できないのが「24時間つけっぱなしにする」という点です。ここで最新のハイスペックなデスクトップPCなんて使おうものなら、スペインの高い電気代で破産してしまいます。
その点、古いMac miniは以下の3つが神レベルでバランスしています。
- 圧倒的な省電力:アイドル時の消費電力はわずか数ワット。1ヶ月つけっぱなしにしても、電気代は微々たるものです。月額60ユーロ払っていた業者時代とは比べものになりません。
- 驚くほどの静音性:朝3時や4時の静まり返ったリビングで仕事をしていても、ファンの音は一切聞こえません。寝室の近くに置いても全く気にならない静かさです。
- 中古市場での安さ:今や日本の中古パソコンショップやメルカリなら、1万円台(100ユーロ前後)でゴロゴロ転がっています。万が一壊れても、すぐに買い替えられる安心感があります。

2. Windows PCやRaspberry PiではなくMacを選んだ理由
「自作サーバーなら、Windowsのデスクトップや、小型のRaspberry Pi(ラズパイ)でもいいのでは?」と思うかもしれません。私も最初は検討しました。しかし、実用性を考えるとMac mini一択でした。
Windows PCの罠
Windowsは、肝心な時に「Windows Updateによる自動再起動」が牙を剥きます。朝起きたら勝手に再起動していて、夜の間にカメラの録画が止まっていた……なんて、防犯サーバーとしては致命的すぎます。
Raspberry Piの限界
電子工作でおなじみのラズパイは省電力ですが、ここ数年は価格が高騰しており、中古Mac miniと大差ありません。さらに、データを保存するSDカードが24時間録画の負荷に耐えられず、すぐに寿命を迎えて壊れるリスクがあります。
Mac miniの信頼性
Mac miniのアルミボディは排熱性が抜群で、24時間動かしても熱暴走しません。そして何より、UNIXベースの安定したOSなので、一度起動してしまえば、何ヶ月もメンテナンスフリーで動き続けてくれます。
3. メモリ8GBでもちゃんと動くのか?(実体験)
私のMac miniのスペックは、「Late 2014 / メモリ8GB」。普段使いのPCとしてはちょっと物足りない、今や型落ちのスペックです。
「そんな古いPCで、防犯カメラ4台のAI監視なんて同時にできるの?」
そう思うのが普通ですよね。結論から言うと、めちゃくちゃ安定して、元気に動いています。 それどころか、私のMac miniの中では、以下のシステムがすべて同時に「同居」して動いているのです。
- Docker(システムを動かす基盤)
- Frigate(カメラ4台を制御するAI人間検知ソフト)
- WordPress(今あなたが読んでいるこのブログ)
- Redis(ブログの表示速度を爆速にするキャッシュシステム)
これだけのものを同時に動かせる秘密は、「Docker(ドッカー)」という技術を使って、無駄なリソースを極限まで削ぎ落として運用しているから。
メモリ8GBという絶妙なスペックだからこそ、カツカツになりすぎず、かと言って無駄もなく、昨日導入した「Redis」の効果も相まってブログの表示速度も爆速を維持しています。この「眠っていた機材の性能を120%引き出している感覚」が、自作サーバーのたまらない楽しさです。

まとめ:古いMac miniは「最強の防犯司令塔」になる
強盗未遂の恐怖から始まった我が家の防犯改革ですが、日本から持ってきた古いMac miniのおかげで、お金をかけずに業者以上の安心を手に入れることができました。
もし、家の押し入れに眠っている古いMac miniがあるなら、今すぐ防犯サーバーとして現役復帰させてみませんか? もし持っていなくても、今なら中古でタダみたいな値段で手に入ります。
次回は、このMac miniに格安で連動させた、我が家の目となる防犯カメラ「TP-Link Tapo」のレビューをお届けします!

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